最愛のコロ
- tonko

- 2025年7月29日
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僕が小学4年の秋に、コロは我が家にやって来た。雌の豆柴。足と首が特に短く、コロッとした姿は名前の由来か、既におばちゃん犬だったコロ、かあさんの妹夫妻が飼っていたその犬は、何かの大人の事情で我が家の2匹目のペットとなったんだ。一匹目の太郎と名付けられた雑種には、僕はそれほど愛情を注ぐことはしなかったのに、コロは、もうメロメロに可愛がった。散歩は勿論、餌遣りから、お風呂まで全てが僕の独壇場、かあさんの妹の旦那さんが多分躾けたのだと思うけど、小石を投げると、それを銜えて一目散に家へと引き返す、散歩に出たばかりなのに、誤って小石を蹴飛ばすとそいつを銜えて一目散、本当に可愛かった。ある日の事、妹恵子が、僕に変わって散歩に行って、江戸川の河川敷で縄を解くと、どっか行っちゃった…っと妹一人で帰ってきて、犬だもんすぐに帰ってくるよと待つものの、1週間たっても帰ってこなかった事があった。僕が床屋に行こうと自転車に乗って14号線向こうの1000円カットへと向かう途中、文房具屋の脇の路地を下ったところで、100m位進行方向とは逆に、短い首を項垂れてトボトボとひとりで歩く豆柴が…コロって呼びかけると振り向きざまにこちらに一目散で駆けてくる…こんな思い出があったら、もう他のどんなに可愛いペットが来ようが、コロ以上に愛情を注ぐことはできませんよね。それから僕とコロの思い出は中学1年の梅雨前まで続きました。コロが逝っちゃったあと我が家では、器量の良い柴犬ミミ、その子供なのにむさい正宗と飼って来ましたが、僕にはコロへ程の思い出も、思い入れも無く、現在の住まいはペットOKのマンションなんですが、僕もかみさんも一度もペットを飼おうとしたことはありません。多分、僕がペットを飼うことは一生この先も無いでしょう。

現在の我が家には、これまで三羽の梟とロッキーという名の野兎のmascotしかありませんでしたが、久しぶりに自分のために作ったmascot、それがコロなんです。かみさんもとても可愛がってくれてます。



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