その名は バロン ♡
- tonko

- 2025年8月12日
- 読了時間: 2分
その時僕は、4M→7Y ココロ の制作中のアルパカ現症に自信を失いかけていた。そして、次の作品( =姪の高校入学祝いの久しぶりの猫のmascot )の作成期日も迫っていた。そんなある日の事、外回りから帰ってきた、TOP営業マンの平林さんが、「昨日家のやつと娘が、飼ってた猫が逝っちゃって大泣きして大変だったんだよ」と話してくれた。僕は、その言葉に頗る弱かった。「平林さん、僕は趣味でマスコット作ってるんですが、良かったらその猫ちゃん作らせてもらえませんか」って頼んでみたんです。「家のやつと相談してみます。」とその日は別れたんですが、後日とても可愛らしく、とても愛されていたんだろうなっていうキジトラの猫ちゃんの画像がLINEされてきて、「これをマスコットの中に埋め込んで欲しい」と、猫ちゃんの毛をお預かりしたんです。

再開して半年、ワンちゃんばかり作ってきた僕は、20数年ぶりの猫のマスコットに燃えていた。僕は何方かといえば、ワンちゃんより猫ちゃんのmascot作りが好きだった。犬と違って、猫は一匹として同じ柄、同じ体系のものはいない。同じ虎猫でも目つきが違っていたり、性格が表情に出ていたり、千差万別そこがワンちゃんとは違う魅力だと思う。

これまでも、色んな猫ちゃんを作ってきた。中には、今回同様、虹の橋を渡っちゃた系の猫ちゃんも作ったことがあったが、その時には着脱式の天使の羽を着けてお贈りしたのだけど、今回は、というよりも今後も天使の羽は封印しようと心に決めた。亡くなちゃった事をowner様に強調してどうすんだって思ったから、それよりもできる限りそっくりに、まるでマスコットになって帰って来たよって思ってもらえるような作品にしようと思ったんです。

初めて、土台にモールを使ってみたんです。それをフェルトの皮で包むように作ってみると、お座りだろうがのびーだろうが思いのままのポーズが取れるんです。僕のmascot人生をマラソンで例えるなら、このバロンが折り返し地点なんだなーって思います。骨と肉と皮があって、まるで生きてるみたいにいろんなポーズがとれて、能面じゃないけど俯けば悲しげにみえて、顔を上げれば甘えてくれる。そんなmascotを僕はこれからも作っていこうと思います。後日、平林さんはこんな写真をLINEしてくれました。

この写真は、mascotを作っていて、本当に良かったと思える僕の宝物です。



コメント